2008年05月11日

大統領選挙

●アメリカ大統領選挙

大統領選挙は、大統領のいない日本で行われることはないので、わたしたちの生活には無縁なものだと考えておられる方も多いことでしょう。しかしアメリカと親交が深い日本にとっては、アメリカの大統領選挙は、良くも悪くも、日本と日本人に多大な影響をもたらすもの。よって、アメリカ大統領選挙に関しては、ある程度の関心を払っておく必要があるのではないでしょうか。

アメリカ大統領選挙は、日本の総理大臣とは違い、国民の直接投票によって選出されます。またアメリカ大統領選挙の場合、大統領候補者は単独ではなく、副大統領候補とペアで立候補するところも、ユニークなところですね。

大統領の任期は4年。オリンピックと同じ年の「11月第1月曜日の次の火曜日」に実施されます。ちなみにアメリカ大統領選挙の被選挙権は35歳以上となっています。


●アメリカ大統領の任期

大統領選挙の中でも、日本に最も大きな影響を与えるものは、やはりアメリカ大統領選挙でしょう。

アメリカ大統領選挙は、大統領の任期に合わせて4年に一度行われます。この大統領選挙の選挙権は、18歳以上かつ市町村の選挙事務所で有権者登録をした人にのみ与えられます。

参考URL↓

http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20041011A/index.htm

一方被選挙権は、

・35歳以上。

・アメリカ国内で生まれたアメリカ市民(ただし両親がアメリカ市民であれば、アメリカ以外で生まれていてもOK)。

・14年以上合衆国内に住んでいる。

この3つの条件をすべて満たしている人に与えられます。アメリカ大統領選挙の被選挙権に関しては、結構条件が厳しいですね。

アメリカ大統領選挙では、国民による直接投票が行われますが、それで勝ったからといって当選というわけではないのが複雑なところ。というのは、大統領は、有権者による「一般投票」の後、さらに「選挙人」の投票によって選出されることになっています。

選挙人とは、各州の党大会で政党の指名、投票などで選ばれた人のこと。各政党は州に割り当てられた選挙人の数をそれぞれ持っており、例えばフロリダの選挙人数は25ですが、民主党、共和党それぞれが25人の選挙人を用意しています。

アメリカ大統領選挙では、一般投票の結果は州ごとに集計され、得票数1位の候補がその州の選挙人全員を獲得することができるのです。

つまり、一般投票の総数で勝っても、全米の選挙人の総数で負けると大統領にはなれない仕組みとなっているのです。

ちなみに選挙人の数は、最高はカリフォルニア州の54人で、ニューヨーク州の33人、テキサス州の32人と続きます。

posted by 選挙 at 21:00| 選挙

選挙制度

●選挙制度の改良

選挙制度については、古今東西、さまざまなものが編み出され、時代とともに改良を重ねてきました。

選挙制度においてまず問われるのは、誰に選挙権および被選挙権を与えるかということ。選挙制度には、一定年齢に達したすべての人に選挙権を与える「普通選挙」と、条件を限定する「制限選挙」があります。そして20世紀になるまで世界の多くの国では、男性にのみ選挙権が与えられていました。

これは単純に男尊女卑といった問題ではなく、男性には「兵役」があったからで、つまり選挙権は命がけの行為の代償として与えられる、それだけ重みのあるものだったのです。

しかし、人間の半分は女性です。選挙結果は当然女性にもおよぶわけですから、選挙制度の見直しにおいて、女性にも参政権を与えることは、当然の流れだったと言えるでしょう。

選挙制度において、参政権同様に重要なのは、どのような方式・システムで選挙を行うかということ。現在の日本においては大きく分けて「選挙区制」「比例代表制」があり、国政選挙においてもこの2つを併用しています。これらは一長一短あり、この短所をどのように解決するかが、今後の選挙制度の改良の課題の一つと言えるでしょう。


●選挙制度審議会

選挙制度は、現在のところ、「これで完璧」というものがあるわけではありません。毎回の選挙関連のニュースから、皆さんも現在の選挙制度が完璧ではないことを感じ取っておられるのではないでしょうか。

選挙制度のこうした問題点を改良するための組織として、「選挙制度審議会」なるものがあります。この選挙制度審議会は総理大臣の諮問機関で、1961年(昭和36年)に設置されました。

選挙制度審議会の主な業務内容は、選挙区割や投票制度、国会議員の定数、政治資金の規制といった、選挙制度に関する諸々の内容について調査し、審議することです。

選挙制度審議会の構成員は、学識経験者の中から任命された30人以内の委員から成り、任期は1年となっています。

posted by 選挙 at 19:00| 選挙

衆議院選挙

●衆議院選挙の概要

衆議院選挙は、正式名称を「衆議院議員総選挙」といい、文字通り衆議院の議員を選ぶための選挙です。

衆議院は参議院とは違って解散があります。よって衆議院が解散した場合は、衆議院解散日から40日以内に衆議院選挙を行うことが、日本国憲法によって定められています。

衆議院選挙、ちなみに解散ではなく、任期満了の場合は、

・任期満了日から前30日以内に衆議院選挙を行う。

・任期満了による衆議院選挙の期間が国会開会中もしくは国会閉会の日から23日以内にかかる場合は、国会閉会の日から24日以後30日以内に衆議院選挙を行う。

ということになっています。

衆議院選挙については、選挙権は20歳以上と、ほかの選挙と変わりませんが、被選挙権は25歳以上となっています。参議院選挙は被選挙権が30歳以上なので、衆議院選挙への立候補も若干敷居が低いと言えます。


●衆議院選挙

衆議院選挙とは、「衆議院議員総選挙」の略称。衆議院選挙は、衆議院が解散したときや議院の任期満了の際に行われることになっています。

衆議院選挙は、「小選挙区」と「比例代表区」に分けて行われます。衆議院の定数は480で、小選挙区が300、比例代表区が180となっています。小選挙区も比例代表区も、一長一短ですから、2つの選挙方式を取り交ぜて衆議院選挙を行うことで、議員の選出において、有権者の票をより有効に使うことができます。

日本の国政は、衆議院と参議院の二院制によって行われています。衆議院は解散があり、また参議院議員よりも議員の任期が短いため、参議院以上に民意を反映できるという面で、その権限は参議院より上とされています(衆議院の優越)。よって、衆議院選挙は国政において、非常に重要な選挙と言えるでしょう。衆議院選挙の際は、面倒がらずにできるだけ投票したいものです。
posted by 選挙 at 13:06| 選挙

選挙管理委員会

●選挙管理委員会とは

選挙管理委員会とは、選挙を円滑に正しく行うための組織された、選挙事務の管理および監督を主な業務とする組織(行政委員会)です。

選挙管理委員会には、総務省に設置されている中央選挙管理会と、都道府県・市町村の選挙管理委員会とがあります。これらの選挙管理委員会の業務の範囲は、以下のような分担になっています。

・中央選挙管理会〜衆議院および参議院の比例代表区選挙の管理

・都道府県選挙管理委員会〜衆議院(小選挙区)、参議院(選挙区)、知事選挙、都道府県議会議員選挙の管理

・市町村選挙管理委員会〜市町村長選挙、市町村議会議員選挙の管理

選挙管理委員会の業務は、選挙そのもの以外にも解職請求や住民投票などにおよび、また、選挙・当選の効力に対する異議についても裁決するという業務をも行います。


●選挙管理委員会の業務

選挙管理委員会の主な業務は、公職選挙法に基づく選挙の執行と管理全般です。

選挙管理委員会には、「中央選挙管理会(総務省の特別機関)」「都道府県選挙管理委員会」「市町村選挙管理委員会」があり、それぞれ担当する選挙が違いますが、業務内容は概ね同じです。

選挙管理委員会の具体的な業務としては、主なものとして、以下のようなものがあります。

・選挙人名簿の調製、保管

・投票所の管理、運営

・投票事務、開票事務

・選挙の常時啓発

・選挙公報の作成、配布

選挙管理委員会は、これ以外にも、解職請求や住民投票に関する事務、選挙・当選の効力に対する異議の裁決といった業務をも行うことになっています。選挙管理委員会は、まさに選挙のための「縁の下の力持ち」といったところでしょう。
posted by 選挙 at 11:46| 選挙

2007年09月11日

選挙速報

●選挙速報とは

選挙速報とは、選挙の開票状況をリアルタイムで伝えてくれる、選挙に興味のある人にとっては、なかなかエキサイティングでスリリングな速報です。

選挙速報の中でも有名で定評があるのが、NHKによるもの。このNHKの選挙速報の正式名称は「選挙開票速報」で、国政選挙はもちろん都道府県知事選挙、そして時に注目される地方選挙の際に放映されます。NHK総合を中心とした各チャンネルで、選挙の開票状況を逐一視聴者に伝えてくれます。

このNHKの選挙速報の良いところは、民放の選挙速報のような「わざとらしさ」がなく、事実を淡々と伝えてくれるところ。選挙は政治を左右する大切なものであって、エンターテイメントではないのですから、選挙速報もそれなりに重みを感じさせてほしいものですね。ちなみにこの選挙速報は、投開票当日のだいたい20時から翌朝にかけて放映されるので、興味のある方は、この時間帯はテレビの前で待機していましょう。


●選挙速報の弊害

選挙速報は、選挙の開票状況を報道するもの。民放でもNHKでも、テレビでもラジオでも行われますが、特にNHKの選挙速報は、その力の入れ方から、本当の意味で選挙に関心を持っている人たちの間で定評があります。

選挙速報は、選挙の開票状況ができるだけ早く、逐一わかるため、自分の生活や仕事が選挙結果に大きく左右されるような立場の人にとっては有難い企画でしょう。しかし、選挙速報には弊害もあります。

選挙速報の弊害の最大のものは、開票上で起こるミスを誘発すること。開票作業は、いまだ紙ベースの「投票用紙」を集計する作業ですから、ただでさえある程度のミスは避けられませんが、選挙速報ということで、現場が必要以上に急かされているという現実もあるようです。

選挙速報、必要なのは確かですが、マスコミ側としては、集計ミスを誘発するような報道の仕方を見直す必要もあるでしょう。


posted by 選挙 at 17:00| 選挙

選挙結果

●選挙結果のデータの意義

選挙結果の告知は、選挙管理委員会の大切な業務の一つです。

選挙結果とは、つまるところ「誰が当選し、誰が落選したか」ということですが、選挙結果のデータの内容はこれだけにとどまりません。

選挙結果の詳細としては、例えば、

・投票率

・候補者別得票数

・政党別得票数

上記のデータは総数だけでなく、開票区別の統計も出されるので、地域ごとの候補者や政党に対する支持の状況もわかります。そして、こうした細かい選挙結果の分析によって、有権者の選挙そのものに対する意識や民意がわかってくるわけです。

選挙結果の分析は、特に政党や候補者といった当事者たちにとっては、今後の教訓ともなる大切なデータと言えるでしょう。つまり、選挙結果は、単に「当選・落選」を見て一喜一憂するためにあるのではなく、今後の政治や選挙をより良いものにするために生かすべきものなのです。


●選挙結果の集計のあり方

選挙結果、政治に関心のある方なら、誰もが気になるところですね。選挙結果によって政治の質が変わってくるわけですから、選挙結果に興味があるのは有権者としては当然のことと言えるでしょう。

選挙結果の集計は、選挙のハイライトとも言える、大切な業務。いくら投票率が低くても、通常は万単位の投票用紙をさばいて選挙結果を集計するわけですから、選挙結果の集計に効率化と正確さが求めれるのは当然のことと言えましょう。

選挙結果の集計作業は、各自治体の選挙管理委員会の主導で行われるわけですが、「即日開票」ということで、開票作業は深夜にまでおよぶことも珍しいことではありません。しかも手作業で紙ベースの投票用紙を集計するわけですから、集計作業においてミスが出ないとも限りませんし、実際ミスも随分出ているのでしょう。

選挙結果はこうした作業の上で出されているもの。いかに効率的に、最小限のミスで集計作業をするかということは、今後の選挙の重要な課題の一つと言えるでしょう。

posted by 選挙 at 16:08| 選挙

参院選挙

●参院選挙とは

参院選挙とは、国政選挙である「参議院議員通常選挙」の略称。参院選挙はまた「参議院選挙」「参院選」とも呼ばれています。

参議院は衆議院と違って解散がなく、3年ごとに参院選挙によって定員の半数を入れ替える方式を採っているため、参院選挙は「総選挙」ではなく「通常選挙」と呼ばれます。

参院選挙の選挙権はほかの普通選挙同様、20歳以上の男女に与えられますが、被選挙権は30歳以上と、衆議院選挙と比べると高めの年齢設定となっています。

日本の国政は参議院と衆議院による「二院制(両院制)」によって行われます。これは審議を慎重に行うためで、参議院での審議は衆議院での審議の後に行われることになっています。よって、参議院は「良識の府」「再考の府」とも呼ばれ、衆議院の暴走を食い止める役割を担っているのです。

衆議院選挙も大切なものですが、有権者としては、参院選挙でも慎重に投票することが大切と言えるでしょう。


●参院選挙の重要性

参院選挙とは、「参議院議員通常選挙」の略称で、文字通り参議院議員を選出するための選挙。参院選挙は、日本の国政においてなくてはならない選挙です。

参議院は、その権限に関しては、衆議院に一歩譲ります(衆議院の優越)。衆議院には内閣信任決議・不信任決議の権限がありますが、参議院にはこの権限はありませんし、また慣例として、内閣総理大臣は衆議院議員の中から選ばれることになっています。また参院選挙で選ばれる議員の数も、衆議院議員の半数ほどです。

とはいえ、参議院は解散がなく、議員の任期も6年と長くなっています(衆議院議員の任期は4年だが、解散があるので、実質は2年半ほど)。また、衆議院の解散中は、参議院が衆議院に代わって国政を取り仕切ります。さらに、衆議院での審議の後に参議院で再度審議されることもあり(参議院には、長期的な視野でじっくり調査および審議するという役割がある)、参議院の役割は非常に大きいものと言えます。

そこで参院選挙において、誰を議員に選ぶかが、非常に重要となってくるのです。日本国民としては、参院選挙の大切さをしっかり認識する必要があるでしょう。

posted by 選挙 at 14:07| 選挙

選挙権

●選挙権とは

選挙権とは「参政権」の一つで、議員のような公職に就く者を選挙することができる権利です。

選挙権は、日本においては、「満20歳以上の日本国籍を持つ男女」なら誰でも得ることができます(ただし地方自治体の選挙に関しては、その地区に3カ月以上住んでいる必要がある。また犯罪を犯した人に関しても一定の規定がある)。ほかの先進国では概ね18歳以上で選挙権が与えられるので、この年齢設定は若干高いような印象を受けるかもしれませんが、選挙の政治的な影響を考えると、この年齢設定も妥当なものかもしれませんね。

選挙権は、国民が自ら為政者を選ぶための大切なもの。民主主義社会においては、選挙権はなくてはならない権利と言えます。たかが一票、されど一票。よりよい政治のために選挙権を最大限行使すべく、選挙の際は必ず投票するようにしたいものですね。


●選挙権の歴史

選挙権は、今でこそ満20歳以上の日本国籍を持つ男女であれば、誰でも得ることができる権利ですが、日本の歴史を見ると、選挙権の歴史は案外浅いものであることがわかります。

選挙には大きく分けて一定の年齢に達した者すべてに選挙権を与えて行われる「普通選挙」と「制限選挙」があります。日本の選挙はほかの国の例に漏れず、従来は「制限選挙」でした。特に女性に参政権が与えられるのが多くの国で遅かったのは、単なる「男尊女卑」ではなく、女性が徴兵制の対象でなかったということも関係しています。つまり参政権・選挙権は、命がけで得るものでした。

女性に参政権・選挙権を与えるという話は、日本で普通選挙が始まった1925年以降何度も出ており、そのための運動も起きてはいましたが、なかなか実現はしませんでした。結局女性に参政権・選挙権が与えられるのは、戦後になってからになります。
posted by 選挙 at 12:17| 選挙